新型コロナウィルス検査(PCR、抗原、抗体)について 2023/5/9更新
新型コロナウィルスに感染しているかどうか調べる検査は、PCR相当検査(NEAR法)、RT-PCR法と抗原定性検査の3種類が当院で可能です。(2023年5月8日以降は保険診療となり自己負担額が発生します)
PCR相当検査(NEAR法) 現在検査可能です
これまで行ってきたPCR検査(RT-PCR法)は、結果が判明するのは翌日でした。当院では、PCR検査とほぼ同等に新型コロナウィルスの核酸を検出することができ、なおかつ15分ほどと短時間で結果が判明するNEAR法による検査機器を導入しています。結果はPCR法と同等に扱うことができるため、陰性証明書を発行することも可能です(別途料金がかかります。英語の陰性証明書は発行しておりません。)。PCR法と抗原定性検査の良い点を併せ持っている検査法です。
RT-PCR法 → 検査集中のため結果判明迄日数を頂くことがあります
RT-PCR法とは、従来からあるPCR法のことです。実際にコロナにかかっている人を陽性判定する能力が抗原検査よりも10%程高いのですが、結果のお知らせは翌日となります。それまでの間は自宅で自主隔離をお願いしますが、お子様がいる場合には症状が無くても学校はお休みしなければなりません。鼻から綿棒で検体を採取する方法と唾液の方法がありますが、当院では正確性の点から鼻からの採取をお勧めしています。
症状のない方への自費診療でのNEAR法、PCR検査も行っています。費用は診察料込みで、NEAR法、RT-PCR法ともに10000円(保険診療ではなく自費診療の場合です)と高額ですので、ご注意ください。なお、NEAR法とPCR法はウィルス遺伝子のカケラでも陽性となることがあり、すでに体内からウィルスがいなくなっている状態でも1ヶ月ほど陽性が続く方がみえます。そのため、感染した方がウィルスがいないことの証明にNEAR法やPCR検査は使用できず、職場復帰のためのPCR検査は行っておりません。ご理解の程、お願いいたします。
抗原定性検査
抗原検査のメリットは5~15分で診断ができることです。また1回の検査でインフルエンザ抗原も同時に測定可能なこともメリットです。唾液では検査できず、こちらも鼻から綿棒で検体を採取します。(抗原検査はウィルスがいないことの証明にはならず、症状のない方には行いません)
抗体検査
抗体検査は新型コロナウィルスに感染したことがあるかどうかを判断する検査です。陽性となる方は感染から10日以上経っていることが多く、症状が出始めたばかりの方に行う検査ではありません。当院でも検査可能ですが、保険適応はなく自費での検査になります。
現在当院では、ウィルスを破壊する中和抗体を確認できるとされている検査を外注で行っています。自費での検査になり、結果判明まで2~3日かかります。