• 電話0586-82-5520
  • 住所〒491-0934 一宮市大和町苅安賀字山王28

肺マック症(肺MAC症)について

2020年2月15日

肺マック症(はいまっくしょう)は、正式には非結核性抗酸菌症(ひけっかくせいこうさんきんしょう)とも呼ばれます。結核菌そのものではない仲間の菌(非結核性抗酸菌)が、肺に住み着いて炎症を起こすために発症します。非結核性抗酸菌は多数の種類がありますが、その中でもアビウム菌(Mycobacterium avium)とイントラセルラー菌(Mycobacterium intracellulare)は細菌学的によく似ており、この2種類による感染症が大多数を占めるので、両者を合わせてMAC(Mycobacterium avium complex)症と呼んでいます。

菌自体は、自然界にありふれた菌であり、土壌や水回りに存在します。40歳代以降の女性に比較的多くみられますが、どういった場合に菌が住み着きやすくなるのかは、まだよくわかっていません。結核菌と違って人から人にはうつらないので、隔離の必要もありません。

症状は咳、痰、微熱、血痰などですが、初期は無症状です。健康診断のレントゲン写真で見つかることも良くあります。肺結核は肺の上の方に異常があることが多いのですが、マック症はむしろ下の方に影が目立つことが多いです。病気が進行すると、体重が痩せてきたり、微熱が続いたり、血液を吐いたり(喀血)します。診断は痰からの菌の検出で行います。しかし痰が出ない方もいますので、レントゲン写真や胸部CT検査で影が悪化する場合は、気管支鏡検査(肺の内視鏡検査)で菌を探します。この他に、最近では血液検査でも目星を付けることができるようになってきましたが、それでも菌の検出が最も大切です。

治療はなかなか難しいです。抗結核薬を組み合わせて行いますが、耐性菌も多く、また除菌できても再感染するとされていて、治療期間は最低でも2年間とされています。内服薬の副作用もしばしば起こりますので、治療の際には十分に話し合いを行います。

厄介な病気ですが、増えてきている病気でもあります。無治療でも病状が進行しない方もいて、定期的にレントゲンやCT検査でみていきます。

お知らせ

モバイルサイト

https://shiraki-cl.com/

モバイルサイトはこちらのQRコードをご利用ください。

  • Calooバナー
ページトップへ
文字サイズ